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2007年5月7日(月)

  • エココラム

大分もおかしくなってきたのか

大分は九州の東端にあり、一応、年中温暖な気候に恵まれている。一応と書いたのは、 そうは言っても春夏秋冬、季節のメリハリがちゃんとあり、夏は暑く冬は寒かった。筆者が大分の地に生を受けて半世紀が過ぎたが、冬に「雪合戦をしたり雪だるまを作ったりし た。」という少年時代の確かな記憶がある。過去50年を振り返っても、今年のような暖冬はあまり記憶がない。地球温暖化の影響だろうか。

季節といえば、昔は食卓に上がる魚で季節を感じることがあったと思う。私の趣味は魚釣りで、豊後水道に面した防波堤を中心に海釣りをしているのだが、昔と明らかに変わってきたなと実感することがある。それは、水温である。最近の海水は冷たくないのだ。温いという感触である。出会う魚の種類も変わってきた。つい5年くらい前なら、アオリイ カ(大分ではモイカと言う)の釣果が上がるのがだいたい11月~3月頃だったと思うが、最近ではあまり季節感がない。異常気象の影響も多少あるようだが、地球温暖化を魚たちは敏感に感じとっているのか、季節感のある魚釣りができなくなったのである。

さて、統計をとったわけではなく確かなデータもないが、大分はおそらく車社会、それも自家用車優先の車社会と思われる。公共交通機関の整備が万全とは思えず、その運営会社は乗客確保に必死だろう。行政は今、来る大分駅高架化工事による影響に備え、時差出勤や公共交通機関の利用促進を奨励し始めた。確かに公共交通機関の利用率が高ければ、 渋滞の心配もあまりないだろうし、大分駅高架化工事による影響もあまりないだろう。こ のような状況を考えるに、大分県民総出のエコ活動として出退勤時間帯の自家用車を減らす運動をもっと大々的に進めたらどうだろう。自家用車を減らせというのではなく、少なくとも土日を除くウィークデーの出退勤時間の自家用車利用禁止という運動を推し進めら れないものだろうか。確実にCO2は減ると思うし、交通事故も減る。ただ、そのために、 仕事のやり方を見直しが必要になる企業もあろう。それもよい機会かも。(O.F)