《オーイーシー ミツバチ倶楽部》
当社が2022年12月から開始した「屋上養蜂」の状況についてお知らせします。
花々が咲きミツバチの活動が盛んになる3~5月を経て、
巣箱の中のハチミツも順調に溜まってきたことが確認出来たことから、
5月と6月に初めてとなる採蜜(さいみつ)を行いました。
<1.採蜜の流れ> 西洋ミツバチの場合
巣箱から巣枠(すわく)と言われる両面にハチミツが溜まった板を取り出します。
(写真)蜜蓋(みつぶた)とミツバチが映る巣枠
一度に3枚がセット出来る遠心分離機にかけて巣枠が壊れない速さで3~4分ほど回し、
その後巣枠を裏返して再度回します。
(写真)巣枠と巣枠をセットして回転中の遠心分離機
遠心分離機の円筒壁面に付いたハチミツが時間を経て底に溜まってきますので、専用の濾し器で
数回ろ過していきます。
(写真)遠心分離機から流れ出るハチミツ
<2.採蜜の流れ> 日本ミツバチの場合
「高層マンション」状の巣箱の上部から手のひら型の巣を作り、下の方に伸ばしていきます。
西洋ミツバチ同様、ハチミツはミツバチの餌になるものですから取り過ぎることは群れにとってダメージとなります。
養蜂家の方の意見を伺いながら、今回は「最上階」部分だけを収穫することとしました。
(写真)防護服を着て採蜜作業
綺麗なハチミツですね。
(写真)巣の断面から蜜が輝いています
日本ミツバチの巣は遠心分離機にセット出来ない為、軽く崩して専用の濾し器のうえに置き、
自然と落下するのを待ちます。更に目の細かいフィルターで数回濾していきます。
<3. 瓶詰め作業>
2回の採蜜作業で約16キログラムのハチミツが収穫出来ました。
これを煮沸消毒した小瓶に充填していくのが大変なのですが、ここで救世主が現れます!
近隣にお住まいのご夫婦がボランティアで充填作業を行ってくださることになりました。
加工時の衛生管理基準をお伝えし、手順に沿ってきちんと作業してくださいました。
(完全なボランティアは心苦しいので、出来たハチミツを受け取って頂きました)
その数、約200本!
『謹製 東春日蜂蜜』と命名し、それっぽくラベルを張って完成です!
(写真)「謹製 東春日蜂蜜」のラベルと黄金色に輝く東春日蜂蜜
大分市内の花々から作られたこのハチミツは、加糖や加熱処理をしていない
『純粋ハチミツ』として仕上げました。
今後、近隣のみなさまや社員の方々へ還元していきたいと思います。
今後も不定期に状況をお知らせしますので、よろしくお願いします。