民間衛星の打ち上げが盛んに行われるようになり、リモートセンシング衛生でのコンステレーションによって、衛星データの取得周期や分解能が大幅に進歩してきました。

フレッシュな衛星データを取得できるようになったことで地上での活用の幅も大きくなり、当社は衛星データについての調査・研究に着手しました。

衛星データの品質が向上してきたことで地上の様子がタイムリーに高分解能で確認することができるようになっていました。ドローンなどによる空撮ほどの解像度は得られませんが、衛星データではその何百倍もの範囲を網羅できます。現在でも特に農林水産業などへの活用が進んでおり、当社でもさまざまな分野への衛星データ活用を検討していきます。

現在の営農支援サービスは主にIoTを活用した環境情報取得やAIを活用した環境予測、ロボットによるオートメーションが一般的です。環境情報取得を行うためのIoT製品は高耐久化、長寿命化されており、低コスト化が進んでいますが、電源や故障などによる定期的なメンテナンスや交換が必要になります。

衛星データが高分解能（データ取得の高頻度化、高解像度化）となってきたことで、衛星データから得られるデータの情報量が飛躍的に進歩しました。現在では、2日に1回程度の周期で、自動車1台が確認できる程度までになっています。

衛星データを営農支援に活用することで、広範囲を半永久的に観察することが可能となります。また、現在でも高分解能の衛星データは比較的高価ですが、多くのユーザをまとめて管理することで、低コスト化を実現します。

営農日誌などの作業記録も合わせてビッグデータ化し、AIによって分析することで、それぞれの作物に特化した営農支援が行えると考えています。

当社は衛星データを取得するだけでなく、ユーザにとって有意義な情報に加工して提供することを目指します。