OEC CASE
事例紹介
Maphin導入事例
地図上で情報をリアルタイムに共有することで、予防的な取り組みやルールづくり、設備の整備など、さまざまな角度からの対応が可能になります。
集まったデータを活かして、よりよいまちづくりに向けた施策の検討や実行を支援する環境をご提供します。
ここでは、地図を使った業務を行っている、ある自治体さまへの導入事例をご紹介します。
導入前の困りごと
自治体さまでは、このような問題を抱えていました。
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複数システムの併用による作業の煩雑化
地図情報と業務記録を別々のツールで確認・操作しており、業務遂行に手間がかかる。
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Excelの同時利用制限
業務記録をExcelで管理しているため、複数人による同時編集ができず、作業効率が低下。 -
紙媒体による情報管理の非効率性
必要な情報を紙の記録から探す作業が発生し、業務の迅速な対応が難しい。 -
情報共有手段の分散による業務の属人化
電話やメール、文書ファイルなど複数の手段で情報をやり取りしており、情報が集約されていないため、担当者以外が状況を把握しづらい。 -
情報伝達のタイムラグ
業務情報の送受信が手動かつ時間差で行われており、リアルタイムでの対応が難しい。 -
業務量の増加に伴う作業の複雑化
業務件数の増加により、対応内容や報告資料が複雑化し、作業時間や確認作業が増加。 -
手書きによる地図管理の限界
設置状況などの情報を紙の住宅地図に手書きで記録しており、情報量の増加により管理が困難。 -
蓄積データの未活用
情報が集約されていないため、これまでの情報を活用した根拠ある施策につながっていない。
Maphinの特長
これらの現場のお困りごとを聞いて、当社と現場が一緒に作っていったのがMaphinです。
現場の声を丁寧にヒアリングしながら、かゆいところに手が届くシステムが生まれました。
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機能豊富な地図画面
- 直感操作 × 2種類の地図で、業務も共有もスムーズに。
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利用者ごとに最適化された操作環境
- 自分仕様で快適操作。検索も通知も、操作者に合わせてスマートに。
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作業者の入力負担軽減
- ラベル印刷やAI補助、操作手順ナビ機能で、迷わず正確入力。
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手厚い"並走支援"
- いつでも安心サポート。定期訪問で導入もスムーズに。
活用例 ~放置自転車等管理業務~
地図を使った業務のうち、「放置自転車等管理業務」にMaphinを用いた例の一部をご紹介します。
ダッシュボード
画面いっぱいに地図情報が表示され、巡回時に登録した撤去対象車両の情報を地図上で確認することができます。
対象車両の詳細を写真付きで確認できるため、撤去時の車両間違いの発生リスクを抑えることができます。
QRコードによる車両情報の一元管理
QRコードを活用することで、放置車両の発見から撤去、集積所での管理、返還までの一連の流れを、システム上で一元的に管理できます。
QRコードはシステムから簡単に発行でき、現場ではコードをスキャンするだけで対象車両の情報にすばやくアクセス可能。これにより、データの正確性が保たれ、作業のスピードと精度が向上します。
作業内容はリアルタイムで可視化されるため、進捗状況も即座に把握可能。手作業の削減によって人為的なミスを防ぎながら、業務全体の効率化を実現します。
さらに、情報が一元管理されることで、業務の透明性が高まり、住民からの問い合わせにも迅速かつ的確に対応できる体制が整います。
入力補助機能
AIによる入力補助や操作手順を案内するナビゲーション機能により、現場での操作も迷わずスムーズ。ラベル印刷機能も搭載しており、識別管理も簡単です。
その他、集計機能や帳票出力機能等を標準搭載しております。詳しくはお問い合わせください。
導入の効果
業務の流れを見直し、現場の負担を軽減。 情報の一元管理とリアルタイム共有で、対応力と効率が大きく向上します。
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複数苦情の同時受付
従来は一件ずつ対応していた苦情受付が、システム導入により複数同時に処理可能に。対応スピードが向上し、業務の効率化が図れます。 -
地図連携による情報の一元管理
苦情履歴・対応履歴・放置場所などの情報を地図と連携して一元管理。地図上で状況を確認しながら、的確な対応が可能になります。 -
担当部門と受託者間のリアルタイム連携
現場での対応状況をリアルタイムで共有できるため、担当部門と受託者間の連携がスムーズに。迅速な対応が可能になります。 -
帳票・問い合わせ対応の集計簡易化
各種帳票や問い合わせ内容の集計作業がシステム上で簡単に。作業時間の短縮とミスの防止につながります。 -
報告書のペーパーレス化
紙で印刷・管理していた報告書をシステム上で確認できるようになり、ペーパーレス化を推進。保管や共有も効率的になります。 -
案内ミスの防止と再クレームの抑制
情報の一元管理により、誰でもすぐに正確な情報を伝えられるようになり、案内ミスや確認作業の手間を削減。再クレームのリスクを低減します。 -
巡回結果の自動集計による作業負担の軽減
現地で記録した巡回結果をシステムに登録することで、日報・月報の自動集計が可能に。手入力によるミスや確認作業の負担を大幅に軽減します。 -
時間帯・場所別の巡回回数の即時集計
紙ベースの日報から手作業で集計していた巡回回数も、システム導入により即時かつ正確に集計可能。問い合わせ対応もスムーズになります。 -
地図上での巡回場所確認と漏れ防止
地図連携により、巡回対象エリアを視覚的に確認できるため、巡回漏れの防止にも効果的。業務の質と信頼性が向上します。
導入プロセス
アジャイル開発で、現場にフィットするシステムを
Maphinでは、変化に柔軟に対応できる「アジャイル開発手法」を採用し、現場の声を活かしたシステム構築を行っています。
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柔軟に進化する開発スタイル
従来のようにすべてを最初に決めてから進めるのではなく、短いサイクルで開発とリリースを繰り返すことで、現場の業務フローやご要望をその都度反映。実際の運用に合わせた調整を、柔軟かつスピーディに行うことができます。
このプロセスにより、利用者の理解や操作習熟も段階的に進み、定期的な確認と調整を通じて関係者間の認識のズレも最小限に。
大きな手戻りを防ぎながら、安心して導入を進められます。現場のリアルなニーズを反映しながら構築を進めることで、日々の業務と自然に結びついた運用が実現され、システムの定着と活用がスムーズに進みます。
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