お知らせ

先日、会社の仲間と久しぶりに山歩きに行った。天候にも恵まれ清々しい新緑の中を２時間ほど歩いた。
　そこで出会ったチゴユリ。既に花は終わっていたが、山道沿いに葉を５枚ほど付け花の後に小さな実を付けていた。良く観ていないと通り過ぎてしまいそう。和名の由来は、小さくて可愛らしいことから「稚児ユリ」と呼ばれる、花言葉は「恥ずかしがりや」「純潔」など。

　全国で山林の木陰などに観察することが出来るが、九州の長崎・佐賀・鹿児島県では絶滅寸前または絶滅危惧種としてレッドリストの指定を受けている。この大分県でも黄花のチゴユリが絶滅危惧種に指定されている。

　減少の理由は、森林伐採や手入れされずに荒れる里山で生育環境の悪化、九州でレッドリストに登録されているところを見ると温暖化も要因か。
　人による盗掘や、知らない人が踏んだり切ったりする事もあるだろう。山に入る人、山歩きが好きな人はもっと、絶滅危惧種を意識して皆で守っていこう。
(K.S 2013.5.30)