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2016年5月26日(木)

  • エココラム

山ある記(6)「ルリビタキとカシラダカ」

山歩きと野鳥観察を兼ねて山下の池の周辺とゆのひら山林公園を歩いた。前回は山下の池を書いた
今回はその続き、山下の池から県道537号線を湯平温泉方面へ向かう途中にあるのが「由布ゆのひら森林公園」と大久保山だ。

 「由布ゆのひら森林公園」は、19haの広大な自然公園で遊歩道が整備されている。大久保山はその一角にあり、山頂の展望台からは由布岳や大分市まで眺望できます。(山頂は四等三角点 大久保 866.74m)
 公園入り口が大久保山の登山口で、入り口の赤い鳥居からほぼ一直線に山頂まで登る階段が付けられている。約15分ひたすら登るだけ、途中の木々の合間から野鳥の姿や囀りを見聞きできます。
山頂からの展望だけを楽しみたい方は、第2駐車場の利用をお勧めします、山頂に近く登りも緩やかです。

 自然が豊かで静かな公園で、野鳥も多く貴重な野鳥を観察することが出来ます。この日もルリビタキ、カシラダカ、ホオジロ、ミヤマホオジロ、ヤマガラ、エナガ、メジロなどが観察出来ました。ルリビタキは青色の綺麗な小鳥です、カシラダカは近年数が減った貴重な鳥です。

由布ゆのひら森林公園
 湯平温泉場からくじゅう・阿蘇方面へ向かう県道湯平温泉線の途中にある約19haの広大な自然公園。遊歩道や晴れた日には大分市まで眺望できる展望台など、自然を堪能できます。  山下の池、小田の池、由布ゆのひら森林公園については  由布市公式サイト>観光と文化>観光スポット>由布ゆのひら森林公園で確認して下さい。

ルリビタキ
 スズメ目ヒタキ科に分類される鳥。
全長:14cm、オスは頭から背中が青(瑠璃)色をしている、オス・メスとも脇腹が黄色く尾羽が青い。 四国以北の高山の林で繁殖し、秋冬は暖地や低地でも見られる。暗い林の下部を好む。 

カシラダカ
 スズメ目ホジロ科に分類される鳥。
体長が約15 cm、後頭部に短い冠羽がある。 林にも飛来するが、開けた環境を好み、河原、農耕地に群れる。時々冠羽が立って見えるのが名前の由来。繁殖期はつがいで生活するが、それ以外は数羽から100羽程の群れを作って過ごす。 近年数が減っていて高知県では準絶滅危惧種に指定されている。 

(K.S 2016.5.26)

今回の山歩き

  • 場所  大分県由布市湯布院町
  • コース 由布ゆのひら森林公園
  • 四等三角点 大久保 866.74m